「志願理由ってどう書けばいいんですか?」
という質問を数人の中学3年生から受けました。

中学生は校内推薦の面接が行われています。
ブランチの生徒も、学習計画よりも面接での
受け答えに頭が一杯の様子。

3年間の頑張りがたった1度の本番で試される機会なので、
準備には時間を惜しみなく使ってもらいたいものです。

正解はないのですが、この記事では、
私が「志願理由書を書くときに注意する3つのポイント」
を基礎編としてまとめています。

これを読めば志願理由の書き方がわかり、
あなたらしさが伝わる面接に近づくことができますよ。

志願理由書のポイント①文章構成

紙に書き出して、情報を整理しよう

面接において、志願理由は口で話すものです。
紙で準備をしない子もいますが、
より自分のことを伝えたいのであれば、
一度紙に書いて内容を整理することをオススメします。

整理をしないと、気持ちを話してしまうので、
思いついた単語を並べてしまいがちです。

・兄と同じ学科に通いたい
・体育祭に出てみたい、学校行事を楽しみたい
・英語の発音ができるようになりたい

・・・本当に大切にしている価値観・選択基準だとしても、
それだけだと伝わりづらいんです。

しかも、”兄”という単語を出したのであれば
兄とのエピソードを語るべきなのですが、
すぐ話題転換をしてしまい、
「兄はどこいった?」と面接官に疑問を抱かれてしまいます。

出すべき情報は絞り込むべきです。

兄なら兄との話、
学校行事なら学校行事の話というように、
1つのテーマについて深堀りしましょう。

PREP法を意識して、文章構成を作ろう

話すテーマを1つ、ないし2つ決めたら、
話の構成を以下の型に当て込みます。

—————————————————–
<PREP法>
私が●●高校を志願する理由は□点です。

1点目は・・・です。(結論)
なぜなら、・・・だからです(理由)
私は、・・・という経験をしました(具体例・エピソード)
だから、・・・が理由です。(もう一度結論)

2点目は・・・です。(結論)
なぜなら、・・・だからです(理由)
私は、・・・という経験をしました(具体例・エピソード)
だから、・・・が理由です。(もう一度結論)

以上です。
—————————————————–

この構成では話題を絞ることが重要です。
一貫性のある言葉・情報を入れながら、文章を作りましょう。

共感できる文章で、オリジナリティを持たせよう

そして、一番重要なのは「あなただけの具体例・エピソード」です
誰が主語でも通用するような、
オリジナリティのない文章は印象に残りづらいです。

「最後の中体連、3回戦で負けたときにこんな思いをした。」
とか、
「小さい頃から病院の看護師にあこがれている。
自分が体調を崩し困っていたときに
とても優しくしてもらったから。」

など、あなたの「思い・気持ち・感情」
を伝えると、共感が生まれ、あなたのことが印象づきます。

「共感を生む」ための文章構成、といっても過言ではありません。

聞いた人が、共感できる文章になっていますか?
是非、一度見直してみましょう。

志願理由書のポイント②プラスとマイナスの情報を使い分ける

質問です。

Aさん「私は冬が好きです」
Bさん「私は夏はキライだけど、冬が好きです」

という2つの自己紹介があったとして、
どちらの印象が強く残りますか?
どちらの相手の話を、もっと聞きたいと思うでしょうか。

100%そうとは言えませんが、
Bさんのほうが興味が沸きやすいです。

単純に情報が多い、というのもあるんですが、
マイナスからプラス、赤から青、などの
反対の関係の言葉をうまく使うと、
相手は話を聞きやすいのです。

料理の盛り付けで「反対色」を使うのと一緒ですね。
より美味しそうに見せるため、
あえて違う色の食材をお皿に盛るんです。

志願理由書においては、
あえてマイナスの言葉・感情を先に出して、
後でプラスの言葉を出すと、
気持ちが面接官に伝わりやすいです。
これもテクニックとしてオススメです^^

志願理由書のポイント③言葉の大小・反対関係に気をつける

最後に、言葉の大小について。

例えば、「アジア州」と「福岡県」は
どっちが大きいでしょうか?

少し簡単すぎますね。

では、「車」と「バイク」はどうでしょうか。

一般的には自動車をイメージする人が多いのかも知れませんが、
「車」だと、自動車なのか自転車なのか分からないですよね?

「バイク」は2輪のバイクです。
でも、「車」は2輪にも4輪にも当てはまる言葉です。

少し分かりづらいかもしれませんが、
これが言葉の大小です。

「学校行事」と「体育祭」もそう。
「学校行事」の中の一つが「体育祭」ですよね。

この大小関係を文章の中では整える必要があります。
しかし、文章を書きなれていないとよく混同してしまいます。

大小関係や、反対関係もそうですね。

「しかし、~」という逆接の接続詞を使っているのに、
意味が逆接になっていないこともよくあります。

「言葉」のもつ性質を意識して、
関係が崩れていないかチェックしましょう。

まとめ

志願理由書の書き方に正解はありません。
あなたらしさが伝われば、ここで書いたテクニックなどなくてもいいと思います。

大切なのは、面接官に自分を伝えること。
そのためには、普段の自分を理解することが大切です。

自己紹介は大人もニガテです。
ニガテだけど、自分と向き合う回数がみなさんより多いから
自己紹介に馴れているだけ。

基本の文章構成が充分に書ける、という方は、
是非次回の応用編にもチャレンジしてみてください。

あなたらしい自己紹介・志願理由が作れるよう、応援しています!