スタッフブログ

【読書】心理的安全性の作り方【第3章まとめ】

はじめに

こんにちは。学習塾ブランチ エンジニアの樋口です。
本日は「心理的安全性の作り方(石井遼介 著)」の第3章について、内容のまとめをしていきたいと思います。

第3章は行動分析を用いた具体的なアプローチについて記述されていました。
この項を参考にすることで塾・家庭での働きかけも可能になってくると思いますので、しっかりまとめたいと思います。

30秒でわかる第3章

行動分析では、「きっかけ→行動→みかえり」のきっかけと見返りを再設定することで、やりたい行動・やめたい行動へアプローチする。

そうすることで、「直接観測できない個人の内面(やる気・自信・性格など)を責めずに、具体的に働きかけができる。

傾向として、普段から発生しやすい行動である場合は「みかえり」を、行動があまり発生しない場合は「きっかけ」を優先して設計すると良い。

「話しやすさ」を改善するには、「話す/意見を言う/報告する/連絡する/建設的な反論を行う/たずねる/確認する/質問する/共有する/雑談する」行動が増えるようにアプローチする。

「助け合い」を改善するには、「助けを求める/協力を求める/トラブルやミスについて話す/相談する/お願いする/経緯を話す/これまでの対応と結果を話す/顧客訪問し謝罪への同行を依頼する」行動が増えるようにアプローチする。

「挑戦」を改善するには、「試す/工夫する/実験・模索する/企画する/手を挙げ機会をつかむ/プロセスを変更する/アイデアを共有する/仮説検証する/新しい行動パターンを取り入れる」行動が増えるようにアプローチする

「新奇歓迎」を改善するには、個性や自分らしさを発揮する側は「自分なりのものの見方・見解を共有する/強みを活かす/得意な分野の仕事を引き取り、弱い分野の仕事を委任する/自分が何を大切にしているかを共有する」行動が
増えるようにアプローチする。

個性・らしさを歓迎する側は「同質を求めず違いを歓迎する/多様な個性を排斥せず、1つのチームとする/個性・らしさに応じた最適配置・役割決め・様々な視点・ものの見方を歓迎する」行動が
増えるようにアプローチする。

第3章の考察まとめ

心理的安全性の4因子のうち、やはり「話しやすさ」はすべての基本になります。

どんなアプローチがそれぞれの環境に合致するかはわかりませんが、変えたい現状をしっかりみつめ、仮説と修正を繰り返すことで場の「話しやすさ」を高める働きかけこそが、それ以外の要素を含めた「心理的安全性」を高めることに繋がると信じています。

次回

今回は3章をシンプルに総括してみました。
心理的安全性を高めるため、4因子それぞれにどのようなアプローチをするべきか、具体的に記述されている章でしたね。
どのような行動に着目して改善したらよいかをしっかり認識することで、より効果的に心理的安全性を高めていけそうだと思いました。

次回は第4章です。
第4章では行動を変容するために設定したルールが形骸化せず、しっかりと効果を表すための方法論が記載されているようです。
ルールを定めたがそれだけで実際に狙った効果を発揮できないことなどは色々なシーンで聞く話です。
そういったことがないよう、第4章を読み進めていきましょう。

ここまで読んでくださいまして、ありがとうございました。

-スタッフブログ