こんにちは。
学習塾ブランチ講師の西原です。
多くの学校で定期試験が終わった頃だと思います。
お子様の結果はいかがでしたか?
良かった子も悪かった子も、試験後のケアが重要です。
子どもが自発的に振り返りをして、次に活かすことができるとは思わないでください。
振り返りをするということも一つの学びです。
勝手に身につくものではありません。
結果に対して、まわりの大人がどのようなフィードバックを与えるかで、その後の本人の行動が変わります。
テスト直後はチャンスです。
年に数回しかないこの機会をしっかりと活かしましょう。
結果が良かったときのフィードバック
結果が良かったときは、まずは一緒に喜びましょう!
本人以上に喜びましょう!
親が喜んでくれるのは子どもにとってはやはり嬉しいものです。
次も頑張ろう!というモチベーションになります。
しっかり喜び合ったら、振り返りをしましょう。
何がうまくいって、この良い結果につながったのか、子ども自身に説明をさせてみてください。
すぐに言語化できないときは、質問形式で少しずつ深掘りしていきましょう。
良い結果に繋がった自分の行動が認識できれば、次も同様に頑張ることができます。
結果が悪かったときのフィードバック
結果が悪かったとき、一番ショックで悔しいのは子ども自身です。
そこに追い打ちをかけるような「もっと勉強しなさい!」とか「次〇〇点以下なら部活辞めなさい!」といった声かけは控えましょう。
怒るのではなく、一緒に悔しがったり、残念がりましょう。
本人の口からは言い訳がましい言葉が出てくるかもしれませんが、それもまずは受け取りましょう。
きっとそうやってショックを和らげているだけです。
少し落ち着いたら、何が原因だったかを整理していきましょう。
そして、ただ原因を特定して終わるのではなく、「じゃあ次どうする?」と次の行動まで決定しましょう。
次の行動が決まったら、期待をかけてあげましょう。
結果が分からない時
テストの結果が分からないという親御さんはいらっしゃいますか?
おそらくこの記事を読んでくださっている方の中にも何割はいらっしゃると思います。
かなり不味い状態です。
結果が分からないのは、おおよそ以下のパターンです。
①子どもが親に結果を教えない
②子どもが自分の点数を覚えていない
①の場合、試験云々の前に、親子間でのコミュニケーションを見直さなければなりません。
試験結果を見せないことを反抗期と一言で片づけていませんか?
断言します。反抗期は関係ありません。
結果を見せるメリットが無い、むしろデメリットのほうが多いから見せないだけです。
「テストの結果見せてくれないんですよ~」と笑いながら話される親御様がいらっしゃいますが、
笑っている場合ではありません。
非常によくない状態だと認識して、まずはお子様の話をしっかりと丁寧に聞くことから取り組んでいきましょう。
②の場合、結果への執着が無いのもよくありません。
結果を覚えていないということは、振り返りを一切していないということです。
ですから、次回も同じような勉強をし、同じような点数を取ってくるでしょう。
悪い点数の結果は見たくないかもしれません。
見直したって仕方ないと思っているかもしれません。
しかし、それを見ないことには何も始まりません。
結果を覚えていない子の場合、多くは全教科点数が低いです。
もしお子様がその状態であれば、まずは頑張れそうな1教科を決めて、
次の試験はその1教科に集中して取り組んでみましょう。
いきなり全教科を改善しようとしてもなかなかうまくいきません。
まずは1教科に絞って頑張ってみて、どれぐらいの学習をすると目標点数に届くのかを体感する必要があります。
1教科あがると、自然とその他の教科もあがってきます。
焦らず、一つずつ頑張りましょう!
1教科に集中するとはいっても、最低限やらないといけない提出物などはしっかり取り組んでくださいね。